カイロプラクティックは手を介して神経系に働きかけ、回復を促す療法です。私たちの体の中のすべての組織、器官は神経系の支配下にあると考えられています。そして、自律神経系は免疫系(めんえきけい)やホルモン系とも連携して身体のバランスを整えています。神経系を刺激することで内臓の不調やめまい,慢性疲労など自律神経症状にも効果が期待できます。また、妊娠・出産・出産後の体調管理、トラブルにも大変優れた療法です。
ケース1(逆子)
妊娠7ケ月の時にエコー検査で逆子であるといわれました。(30代女性)
2回後の再検査で正常に戻っていることが確認できました。出産1週間前まで定期的に来院され無事に出産されています。
不妊・妊娠中・出産、出産後のトラブルは腰椎と骨盤が大きく関係しています。ホルモン分泌とも関連があります。この一連の過程を健やかに送るために妊娠前に腰椎のトラブルを調整しておく必要があります。
ケース2(逆子)
妊娠9ヶ月のエコー検査で逆子であることが分かりました。帝王切開での出産予定なので無理して戻す必要もないと医師にはいわれていますが、赤ちゃんのためにも正常に戻った方が良いと考えています。(40代女性)
1回目の直後から、赤ちゃんがやたら動き回るようになりました。2回の治療、2週間後のエコー検査で赤ちゃんは正常に戻っていました。異常が認められていた血液検査の数値も正常値に戻っています。
妊娠後期でも逆子が戻ることがあります。腰椎に問題があるのでお母さんの姿勢が大きく影響してきます。母体にもお子さんにも楽な姿勢を身に付けましょう。
ケース3(食欲不振)
胸からお腹にかけて息苦しく、食事がのどを通りません。(30代女性)
1回目の直後に胸の苦しさがとれ、その日の晩御飯から食欲が湧いてきました。2週間で赤ちゃんの体重は500グラムも増え、2500グラムに大きく育っていました。
ケース4(ギックリ腰)
妊娠6か月でギックリ腰になってから寝返りもつらく、歩くことも困難です。滑りやすい廊下で足を取られた瞬間の出来事でした。(20代女性)
腰椎の調整1回で歩行が楽になり、3回で正常な状態に戻りました。
逆子やつわりなど多くのトラブルは腰の背骨に関連があります。腰の関節の動きは出産時の子宮の収縮、出産後の乳汁分泌にも影響がありますので、腰痛は速やかに解決することが重要です。
出産後の体調不良
ケース1
出産直後から風邪ばかり引いています。「治ったと思うと引いて、また治ったと思うと引く」の繰り返しで慢性的な微熱と咳が止まらなくなり気管支炎と診断されました。そのうちに背中が痛くなってきて布団の上でも仰向けに寝ることができなくなり、いつも横向きで寝ています。3か月が経過しました。(30代女性)
妊娠前はギックリ腰を何度か繰り返していたほかは、至って元氣だったようです。しかし、妊娠、出産を契機に体調が激変してしまいました。慢性的な咳によって背中は丸くなり、背筋がガチガチに固まりました。風邪が治っても背中が強張って咳が止まらないという状態です。
治療を重ねるごとに咳は減り、微熱もとれていきました。3週間後にはどのような姿勢をとっても背中や腰の痛みはなく、2カ月後に風邪症状は完全に消えました。その後月1回の定期的なケアをお受けになっています。半年後の冬に風邪で38度の高熱が出ましたが1日半で熱は自然に下がり、回復されています。その後3年経過後も腰痛はなく、風邪を引いても微熱程度で数日で経過するようになっています。
腰の問題は出産後のホルモン分泌にも影響があります。ホルモン分泌の異常は免疫力に影響を与える可能性があります。また、カイロプラクティック治療を定期的にお受けになっていると、通常大きな風邪を引かなくなる傾向があります。引いた時は速やかに経過します。
ケース2
出産後、慢性疲労が取れません。2か月が経過しています。妊娠前には疲労感はありませんでした。
仙腸関節の調整を1ケ月に数回行い妊娠前の元氣な状態に戻りました。
出産後、骨盤の仙腸関節(センチョウカンセツ)が正常に機能していない人に多い問題で難産の方は疑ってください。他には妊娠中、出産後に股関節痛(コカンセツツウ)、恥骨痛(チコツツウ)、腰痛の症状を訴えがあります。
ケース3
出産後体重が戻ったにもかかわらず、妊娠前に履いていたジーンズが入りません。
骨盤の関節機能が安定するまでに1か月ほどでした。お腹も少しへこみ、腰回りがすっきりしたと喜ばれました。そして、妊娠前のジーンズが履けるようになりました。
腰と骨盤の関節の機能低下は出産後の母体の回復、そして、子供の発育に影響を与えます。子宮筋の収縮に関連し乳汁分泌ともつながっています。これらの機能低下はホルモン分泌にも関連すると考えられます。また、骨盤周囲にある筋肉群、臀部(お尻)の筋肉、腸腰筋(チョウヨウキン=骨盤内部を走り、上半身と下半身をつなぐ筋肉)、脚の筋肉など大きな筋肉が正常に働かなくなり、下半身に余分な脂肪がつき太りやすくなります。
生理痛、不正出血
ケース1
毎月、生理痛があります。(30代女性)
一度の矯正後の生理から痛みが消えました。
腰椎の調整後、生理痛がなくなっています。通常は数回のケアが必要ですが、一度で大変楽になる方もおられます。骨格的な問題をクリアすることで生理痛が解消されることは少なくありません。ほかに原因と考えられる病氣がある場合でも骨格的な問題が併発している可能性があります。
ケース2
痛み止めを服用しても生理痛は完全にはなくなりません。しかし、くすりなしでは仕事に行けません。(30代女性)
腰椎の調整を中心に行っています。3回目のあとから痛み止めの薬は必要なくなりました。
強い生理痛においても骨格の機能低下が関与しているケースは少なくないと思われます。
ケース3
運動をした後にいつもわずかですが不正出血します。(20代女性)
2回目の治療後に、自宅で大量の不正出血があったとのことです。黒い血の塊でした。 それからは運動をしても不正出血がピタッと無くなりました。
古い血液が溜まっていたようです。それが運動時に少しづつ漏れ出ていたのでしょう。腰部がよじれて硬くなっていました。ゆがみが解消されたことで身体の本来持っている排出能力が機能したのだと思われます。
ケース4
生理痛のため2年前からピルを服用しています。完全に痛みがなくなるわけではありません。(30代女性)
腰痛が主訴で来院されていました。腰痛は解消し、定期的なケアに入った数カ月後にピルの服用を中止されたところ、生理痛はほとんどありません。
薬の服用を考える前に骨格的な機能をチェックしてみるとよいと思います。軽度でも腰痛がある場合は疑ってみましょう。
ケース5
生理前と生理中の5日間は痛み止めなしには生活できません。(30代女性)
毎回強い生理痛で悩んでおられました。腰椎を調整し姿勢指導を行ったところ徐々に薬の服用が減っていき、1年後には服用なしで生活しておられます。
骨格的な機能異常による生理痛では日常生活での姿勢も大切です。正しい姿勢を身につけることで生理痛が軽減するだけではなく肩こりや腰痛もなくなり、とても明るく元氣になります。
慢性関節リウマチによる合併症
数十年にわたるリウマチの関節炎によって、右ひじを伸ばすことができません。関節の痛み自体は、かなり軽減していますが、腕に力を入れると筋肉がつって激痛が走り、身動きできなくなります。(60代女性)
肘関節が完全に伸ばせないほどに関節の変形が進行しているため、上腕二頭筋(ポパイの筋肉)が常に緊張しています。ベットで寝返りを打つ際にも、腕に力を入れるととたんに二頭筋がつってしました。脊柱と肘関節の可動性を向上させる操作を数回繰り返すことで、筋肉がつることはなくなり、リウマチによる関節の痛みも軽減しました。
リウマチ自体の痛みも軽減することがよくあります。また、リウマチの診断がつくことによてすべての症状をそこに結びつけてしまうことはありがちです。しかし、リウマチとは別に回復できる症状があることを知って諦めないでください。
骨壊死(こつえし)
足の骨(足根骨)に壊死があることが整形外科のレントゲン検査によって判明しました。痛みで普通に歩けません。「悪くなることはあっても、良くなることはないといわれて不安です」と訴えられていた方です。(40代女性)
1ヶ月の期間、4~5回で痛みなく、数時間歩けるようになりました。散歩を心がけていただいております。
身体全体のバランスを整えることで、一部の障害は克服できるものです。人間の身体はそのようにできていると思います。
尿漏れ
ケース1
椎間板ヘルニアで入院中の方が、症状改善を求めて来院されました。腰については翌日に退院されるほどの回復がみられ、その後数回で尿漏れの心配もなくなりました。(50代女性)
ケース2
膝の痛みと肩の痛みを伴っていた方は11時に布団に入ってから2時間ごとにトイレに起きていました。以前は間に合わないこともあったそうです。現在は4時までぐっすり安心して眠ることができています。外出時に下着の用意はしていますが、心配がほとんどなくなりました。(80代女性)
尿漏れ体操や電気治療も効果的な場合があります。しかし、腰の問題からくる尿漏れではカイロプラクティックの治療が効果的です。もちろん併用されるとより効果的です。
全身がだるい、慢性疲労
ケース1
見るからに頑健そうな男性。朝から疲労感が強く氣力がでないといいます。病院の検査では異常は見つかっていません。学生時代のスキー練習中にアイスバーンで何度も転倒し激しく腰を打ちつけた記憶があるようです。(40代男性)
週1回、1ケ月ほどで疲労感は消えました。原因になっている骨盤の関節(仙腸関節)が安定するまでに 月1回、半年通っていただきました。
雪道の転倒やスポーツによる外傷、出産などは骨盤の不安定を招く要因です。骨盤の不安定は疲労感の原因になります。
ケース2
夕方5時には帰宅しますが、仕事で疲れきってしまい夕食の支度にすぐに取りかかることができません。 1時間ほど仮眠を取ってから始めます。(40代女性)
氣が付くと帰宅後すぐに夕飯の支度を始めていました。仮眠をとる必要はなくなりました。週1回3週間程度で完全回復されました。
姿勢が崩れると呼吸も必ず乱れています。それだけでも疲れやすい状態になります。筋肉は酸欠と負担を強いられる姿勢によって筋疲労をすぐに起こします。正しい姿勢が身につくことで呼吸が深くなり、体中に十分な酸素がいき届くと驚くほど元氣になります。
ケース3
出産後、慢性疲労が取れません。2か月が経過しています。妊娠前にはありませんでした。
1ケ月に数回、妊娠前の元氣な状態に戻られました。
出産後、骨盤の仙腸関節(せんちょうかんせつ)が回復しないと骨盤の自覚症状がなくても起りえます。特に難産の方は要チェックです。骨盤の機能低下の他の症状としては妊娠中、出産後の股関節痛(こかんせつつう)、恥骨痛(ちこつうつ)、腰痛などがありますので現在は症状がなくても経験がある方はやはり要チェックです。転倒などで腰を強く打った場合も同様です。
ケース4
とにかく身体がだるい、氣力がでないといって来院されました。他には何も症状はないといいます。(50代男性)
数回でだるさは完全になくなり、やる氣も湧いてきました。
歪んだ身体が呼吸に影響を与えます。さらに姿勢が良くと
ケース5
首周辺が常にが苦しい、常に疲れている。(40代女性)
首周辺の症状が軽減されるにつれて疲労感も消えていきました。1ヵ月、4回で終了しました。
首から肩周辺の慢性的凝りや痛みによって慢性的な全身疲労を感じていたようです。目の慢性的な疲労も全身疲労を感じやすいものです。身体の一部の疲労であっても全身の疲労とし感じるということがあります。そのような場合は、疲労している場所の回復によって全身疲労はなくなります。
△症例メニュー
風邪の症状
ケース1
毎年、会社ではいつも一番に軽い風邪をひき、同僚がひと通り引いて治った頃に再び寝込むほどの重い風邪を引いていました。
慢性的肩凝りと頭痛の症状で来院されていた方です。数回、1か月間で症状はなくなり月1度の定期的ケアで再発していません。風邪は次のシーズンの冬の始めと春先のいずれも引かれていません。
カイロプラクティックのケアは風邪の予防、回復にも大きな効果が期待できます。しかも風邪に対しての抵抗力が高まるようです。姿勢が良くなり血流が促進されますので免疫力もが上がるはずです。ケア直後に症状が軽減し体が楽になりますので、クスリに安易に頼らなくてもよくなります。
ケース2
風邪を引きそうになると仕事のことを優先させてすぐに薬を飲んでしまいます。1年に何回も風邪に罹ります。(20代男性)
風邪の症状が出る前に薬を飲んでいた習慣を変えていただくようにお話ししました。我慢できないレベルの症状がでたとき考えるということで。しかし、その後は服用されていません。半年過ぎても風邪を引かなくなり、しかも薬を飲んでいないほうが体調が良いことに氣が付かれたとのことです。
風邪っぽいと感じたら予防と考えて薬を飲んでしまう。そのお氣持ちよくわかります。しかし、風邪の薬は風邪の症状を和らげるためのものであり、治すためのものではありません。しかも常用していると症状の緩和にも効果が薄れていき、しまいにはほとんど効果がなくなります。身体には耐性というものができるからです。そこで服用量が増えると身体にさらに大きな負担をかけることになります。治すのは体自身の生命力であることを知って普段の生活習慣を見直すことが大切であると思います。ご一緒に考えてまいりましょう。
ケース3
風邪をこじらせたようです。2か月間咳が止まりません。(20代女性)
喉の痛みも残っています。治療後、喉の痛みが緩和し身体が軽くなったようです。数回で咳は出なくなりました。
のどの痛み、鼻づまりなど風邪の症状が緩和します。寒氣がある方も身体が温かくなり、汗が出てきて軽くなります。
ケース4
38度近い熱が出ましたが、今回はクスリに頼らず、カイロプラクティックケアと自然経過で治してみました。(50代女性)
身体全体のバランスに違和感を持っておられた方で、定期的にお見えになっています。ある時、風邪の話になりました。 「風邪の効用」野口晴哉著をご紹介したところ、「風邪を通過させる」という概念に共感されて自然治癒力に任せた 治療を考えたいと。そう決断すると「早く風邪を引いてみたい、試してみたい」と思うようになったそうです
そのうちに「身体がだるい」との症状で来院されました。治療後体全体が楽になり帰宅されました。「翌朝熱が出るかもしれませんよ」とご忠告申し上げました。案の定、発熱し3日間高熱に晒されました。自然に治そうと考えていたものの、今までは解熱剤(ゲネツザイ)を服用して急速に熱を下げていたため、つい薬に手が伸びそうになったそうです。しかし、もう1日我慢してみようと考え、翌朝目が覚めるとすっかり平熱に戻っていた。とても気分爽快不だったといいます。
それから数年経ちますが風邪を引いても高熱が出ることはなく、早く楽に風邪を通過できるようになったと自信を持たれたようです。
耳の痛み、炎症
慢性中耳炎で何年も経過しています。夏に必ず風邪を引いて中耳炎をこじらせていました。今までは抗生物質(こうせいぶっしつ)で改善していましたが、今回は痛みが長引いています。(40代女性)
症状は数回で消えました。体質改善を考慮して数か月間数回通っていただきましたが、翌年からは風邪を引くこともなくなり中耳炎(ちゅうじえん)も再発していません。
薬は飲むほどに効果が薄れていきます。これを耐性と言います。この女性も薬の効果が出なくなっていました。血流を促進して生命力を高めることで中耳炎の回復が期待できます。生命力が上がれば再発リスクも低下します。
顔の神経痛
突然、頬と、唇(くちびる)から顎(あご)にかけてのシビレ、左腕のシビレが出てきました。整形外科、脳外科、神経内科では異常が発見できませんでした。そこで心療内科への受診を勧められました。(40代女性)
精神的な要素が全くないとはもちろんいえません。しかし、お話を詳しく伺ってみると本人も納得いかないようでした。頚椎の調整を中心に行うとシビレはすぐに軽減しました。2か月ほどで完全に消えいつもの笑顔に戻りました。
病院の検査で異常が発見できないしびれや痛みなどの症状も手技療法では打つ手はあります。
目の症状
ケース1
正常な右目からは出ないのですが、左の義眼の目ヤニが止まりません。(70代女性)
1ヶ月ほどで完全に日中の目ヤニが止まりました。全身の血流、顔面の血流を高めるための調整を行いました。
ケース2
ものもらい(めっぱ)で眼科に通院しています。(80代女性)
右目が腫れていますが、治療直後に腫れが小さくなり目の周辺が楽になりました。迎えに来られたご主人が 奥様の目を見るや否や氣がつかれてびっくりされました。
捻挫や骨折、目の腫れ等も腫れが早く引きます。早ければ早いほど効果的で後遺症が残りません。
ケース3
目の充血し、瞼(まぶた)と眼球に痛みがでてきました。眼科では上強膜炎(じょうきょうまくえん)と診断されました アレルギー疾患とされており、原因は不明との説明でした。自然治癒もあるとのことでクスリは飲んでいません。(40代男性)
瞬(まばた)きするだけで瞼や眼球に痛みがでるので仕事に差し支えがあります。第一選択薬はステロイドだそうですが、強い薬はできるだけ使いたくないとのことで来院されました。痛みが出る前に精神的、肉体的な大きなストレスを自覚されていたので、その対応策を一緒に考えた上で治療を行いました。回復が早まるための呼吸法を指導しました。順調に痛みは薄れていき、2週間後にはすっかり充血も痛みもなくなりました。
この眼の病氣は繰り返すことが多いようです。呼吸法を普段から行うことで生命力を高め予防に努めたいものです。
ケース4
常に眼球の裏に痛みがあります。目の奥をえぐりたい、そんな衝動にかられます。(30代女性)
2週間目ころより痛みは断続的になり程度も緩和していきました。1か月が経過する頃にはほとんど氣にならなくなりました
強い肩凝りと首の張りがありました。首の筋肉は眼球を動かす筋肉と連動して硬くなりがちです。首に肩にも負担のかからない正しい姿勢を身につければ万全です。
瞼(まぶた)の症状
7年前から両瞼が開けにくくなる症状に悩まされています。特に精神的な緊張で悪化します。神経内科で眼瞼痙攣(がんけんけいれん)と診断されました。(40代女性)
ボトックス注射の治療をお受けになっていたようですが、効果は一時的で違和感もあるようでした。
最初の治療後に瞼が自然に開けやすくなったのを実感できたようです。3回を終え3週間後には外出時に必要だったサングラスも不要となり(まぶしいと余計に開かなくなる)、完全ではないものの随分と楽になったとのことです。1か月後にはストレスがあると多少開けにくくなることもあるようですが、ドライアイの症状も軽減し角膜の傷が良くなりました。
姿勢が良くないと体のどの部分の筋肉も疲労が溜まり回復も遅れます。血液循環も低下します。よって障害部位への栄養も不足し、老廃物の排せつも低下します。そして、正しい姿勢は物理的精神的どちらのストレスも受けにくくなります。
のどや鼻などの症状
喉(のど)の痛みケース1
呼吸器内科では異常なしと診断されましたが、耳鼻咽喉科で逆流性食道炎の疑いが濃厚といといわれ、咽頭(いんとう)に若干の腫れも見つかりました。1年以上、喉の痛みは続いており、徐々に悪化しているような氣がします。特にしゃべりすぎると痛みが強くなりますが、食前食後に悪化するということは無いので薬の服用はしませんでした。(40代男性)
主原因は頚椎(けいつい)での神経干渉と判断しました。喉の痛みが軽減されるにつれて、もともとあった左腕のシビレ、顎(がく)関節の痛みも消えていきました
のどの痛みは骨格的な異常によっておこることがあります。頚椎の関与が大きいですが、身体の使い方、つまり全体的な姿勢が大きく影響します。姿勢不良によって声がかすれたり、出にくくなることもあります。
喉(のど)の痛みケース2
風邪を引いてから喉の右側に痛みがあります。そのほかの症状は消えています。(30代女性)
頚椎矯正直後、消えました。
風邪の症状はのどの痛み以外は完全になくなっていました。のどの痛みが骨格的な異常によることがあります。何日間か伏せていたので首に負担がかかったのでしょう。
声が出しづらい
風邪を引いた後に声がかれてしまいました。2週間経ちますが元の声に戻らず、意識的に声を出すようにしなければ話すことができないので疲れます。(30代女性)
風邪をひく前に随分と疲労が蓄積していたとのことです。腰椎矯正(ようついきょうせい)直後に「あっ!楽になった」ともらされ明らかに澄んだ声に戻りました。3日後には、元の声に回復されました
頚椎の問題が首周辺の筋肉の動きに制限を起こしていたようです。
鼻の痛み,炎症ケース1
蓄膿症(ちくのうしょう)と診断され半年間、耳鼻咽喉科(じびいんこうか)に通院しています。鼻汁は出てこないのですが痛みがあります。(20代男性)
脊柱の調整をすると痛みが軽減します。1か月に数回で痛みが完全に消え耳鼻科の通院も終了しました。
脊柱の調整で効果が思わしくないときは、鼻周辺を調整して血流回復を促すことで効果が得られます。
鼻の痛み・炎症ケース2
1週間前に蓄膿症と診断されました。1か月前より鼻のすぐ横に痛みがあり、身体全体の熱感、だるさがあり微熱を伴っています。(20代女性)
鼻周辺が冷たくなっています。調整後、鼻周辺は温かくなり、痛みが軽減し、2週間後には手で鼻のわきを手で押しても痛みはほとんどなくなりました。だるさも徐々に軽減しましたが、疲労がたまると微熱がでます。1か月後に平熱に安定しました。
脊柱の調整と鼻の周囲の血流を促進することでとても楽になります。
嘔吐(オウト)
週末は必ず会社で嘔吐します。(20代女性)
肩凝り、頭痛、めまい、かすみ目など慢性的な症状に悩まされてきたようです。それらの症状が軽減されて1週間後の週末以降は吐くことはなくなりました。
脊柱の動きが回復して猫背姿勢がよくなるにつれて症状は軽減しなくなりました。さらに正しい姿勢を身につければ万全です。
しゃっくり
しゃっくりが1週間前から止まりません。お腹から胸にかけて苦しいです。(20代女性)
脊柱の調整をすると止まりました。しゃっくりは、横隔膜の痙攣(けいれん)です。この筋肉は頚神経(けいしんけい)に支配されています。頚椎の矯正だけでも止まるということがあります。
背中が丸い姿勢や身体のゆがみが強いと横隔膜は正常に機能できず、横隔膜の痙攣を起こすきっかけとなるかもしれません。
皮膚(ひふ)の症状
皮膚炎ケース1
学生時代、激しいアトピー性皮膚炎にに悩まされていました。成人してからは落ち着いていましたが、疲労がたまると腕や顔に少し出てきます。今回肉体疲労と精神疲労が重なったせいか顔に強くい出てきて、疲労も取れません。(20代女性)
疲労感が軽減するにつれて、顔や手の湿疹(しっしん)が小さくなってきました。3ケ月後には完全に皮膚の炎症はなくなり、職場にも完全復帰できました。
皮膚炎ケース2
使用したことのない市販の風邪薬を飲んだ翌日、全身に湿疹が現れました。皮膚科で診てもらっていますが変化がありません。特に顔に強く出ています。(30代女性)
いつもは風呂上がりに湿疹が悪化していたようです。治療当日はお風呂に入った直後にはほとんど消えたそうです。 翌日にまた症状が少し出てきましたが、数回でお化粧が出来るレベルになりました。
彼女は、冬場に風邪を引くと3ヶ月間ぜんそく発作に見舞われるという症状を何年も繰り返していました。カイロプラクティック治療を受けてからはその発作は何年もでていません。風邪薬をきっかけに薬疹に見舞わました。
いつもは使用しない風邪の薬をうっかり服用してしまったのが原因です。風邪は自然に経過させて回復を待つのが基本です。安易に服用しないようにしましょう。症状がつらい時はカイロプラクティックのケアを受けてみてください。楽になって薬を必要としなくなるはずです。
皮膚炎ケース3
ジベルバラ色粃糠疹(ひこうしん)と診断されました。2週間経過していますが変化がありません。(20代女性)
1回で急速に良くなりほとんど消えてしまいました。自然治癒してしまう可能性もある湿疹のようです。
クスリが効果的ではない、使いたくないときはカイロプラクティックのケアを試してください。
顎(あご)の症状
顎関節の痛みパート1
2歳の子供がいます。突然、口が開かなくなりました。(20代女性)
身体全体を前方に丸めた姿勢の継続が原因です。身長の高いお母さんなのでお子様と接する際になおさら前傾姿勢が強まりがちです。うつ伏せ姿勢から上体だけを腕の力で反りあげてもらうエクササイズを行っていただきました。たったそれだけの伸展運動によって半分以上口は開いてしまいました。あとは伸展できない脊柱の関節を矯正することでほぼ完全に口を開けることが可能になりました。微調整として顎関節の調整を行いました。
口をあける動作は脊柱の伸展運動(反らす運動)と関連しています。上体を丸めたまま口を動かしていると、あごの周囲の筋肉や靱帯に負担がかかり、口の開閉に影響を与えてしまいます。
顎関節の痛みケース2
追突事故にあいました。その後、右顎関節が痛くて口の開け閉めが思うようにできず、食事がのどを通りません。
頚椎の調整と首の周囲の筋肉、咀嚼筋の緊張を緩めました。2回で痛みは消えました。
追突事故は特に頚椎に影響がありますが、脊柱全体、身体全体のチェックが欠かせません。
胸の痛み
胸の痛み・動悸(どうき)ケース1
10年前に心房細動(しんぼうさいどう)と診断されました。精神的ストレスや疲れがたまると、脈が早まり、胸が苦しくなり頓服を服用します。それで治まらないと病院で点滴をしています。(80代女性)
背中全体が緊張しています。身体全体のバランスをとり特に心臓の位置する左側の肩甲骨内側の筋肉の緊張がゆるむと身体が軽くなりました。5か月目頃から胸の痛みや脈が速くなるような症状がなくなりました。それ以降頓服も、点滴も必要なくなりました。
胸郭、肩甲骨の動きが良くないと呼吸が浅くなり、心臓にも負担がかかります。胸の筋肉の緊張も胸郭の運動を抑制し呼吸に影響を与えます。胸郭や肩甲骨が本来の動きの自由度を取り戻すことで正常な呼吸が可能となり心臓への負担も減ります。その結果として身体が楽になりました。
胸の痛み・動悸(どうき)ケース2
思い通りにいかないことや、緊張することがあると胸がドキドキして不安になります。心療内科で薬を処方されたこともありますが、現在は通院していません。(30代女性)
定期的ケアによって不安が少なくなりました。まれにドキドキが治まらないときは、治療室に来るだけでも不安が減少して落ち付きを取り戻すことができるようです。
正しい姿勢と呼吸法は感情のコントロールの土台となります。
胸の痛み・動悸(どうき)ケース3
パニック症候群(しょうこうぐん)と診断されています。不安が強まると動悸(どうき)、震え(ふるえ)、冷や汗、口の渇きなどが強くなります。(20代女性)
4回目ころより安定してきました。パニック症状が出そうになることもありますが、実際には起こらなくなり薬の服用はしていません。
肩や首そして腰まで非常に強張っているために、普段から呼吸が浅い状態が続いているのです。これではちょっとした刺激にも過剰に反応してしまいます。全身の緊張が緩んでリラックスすると呼吸が楽になり、同時に心も楽になっています。持続させるためにはリラックスした姿勢を学んでいただきますが、この姿勢は心を静めるための土台でもあります。さらに呼吸法を通してさらに心を沈める訓練を行うと万全です。
胸の痛み・動悸(どうき)ケース4
狭心症(きょうしんしょう)と診断されています。胸痛が起こりそうになると舌下錠(ぜっかじょう)を使用しています。(80代女性)
数か月後から薬の使用が激減し、半年後にはほとんど必要がなくなりました。安心のため薬は持ち歩いています。
胸や背中の緊張がゆるむと呼吸が楽になって心臓の負担が軽減されます。姿勢も自然に変化します。ご高齢になりますと一般的に活動量が減り身体が硬くなりがちです。リラックスした姿勢が特に重要となります。
胸の痛み・動悸(どうき)ケース5
狭心症で薬を服用しています。強い発作が起こるわけではありません。しかし慢性的な胸周辺の重苦しさがあり、特に朝目覚めた時は苦しく感じます。(50代男性)
胸椎の数回の調整で朝の重苦しさは解消され、目覚めもスッキリとしています。
狭心症と朝の重苦しさという症状は関係がないと思われます。ですから医師に訴えても解決策がなったのです。身体の重苦しさは、骨格の機能異常と関連がありました。胸椎の可動性がよくないので必要以上に睡眠中の呼吸が浅くなっていたと思われます。
胸の痛み・動悸(どうき)ケース6
胸に痛みがあります。以前、婦人科で乳腺症(にゅうせんしょう)と診断されていたので心配です。(30代女性)
長距離ドライブが原因?初めての長距離運転、当然道順も自身がない、しかも一人旅、夕方から夜にかけての視界不十分の運転だったそうです。そんな状態で体全体が緊張しきっています。2回で痛みはなくなりました。
精神的な緊張の持続は、身体を固めてしまいます。慣れない運転では目や腕や肩、首、胸周辺の筋肉の緊張が強くなり筋疲労を起こし、呼吸が浅くなって疲れやすくなります。
胸焼けお腹の張り
胸やけ ケース1
鳩尾(みぞおち)から胸の中心線にかけて詰まった感覚が慢性的にあり嫌な感じがとれません。(50代女性)
1回目で前かがみの姿勢が自然となり症状はほぼ消えて、2回目で完全になくなりました。
上体を丸めた前かがみの姿勢は、胸のつかえや逆流性食堂炎の原因になります。
胸やけ ケース2
逆流性食道炎と診断されてから毎日薬を飲んでいます。服用後は食後の胸やけは起こりません。(70代女性)
数回で薬の服用が必要なくなりました。胸やけは起きていません。
骨格上の問題をを取り除くことで逆性食堂炎の症状が消えることがあります。姿勢が改善されることも回復のポイントだと思います。それで反応しないときは胃や腸の緊張を直接取り除きます。
お腹がはる、ガスがたまる ケース1
1週間の徹夜続きで疲労困憊です。お腹にガスが溜まって苦しいです。(30代女性)
帰宅後、50回位以上のガスが出たといいます。それでお腹は楽になってしまいました。2回で終了です。
強い持続的な精神的緊張によって、腸の動きがを低下します。
お腹がはる、ガスがたまる ケース2
風邪をひいて下痢が続いていましたが、通常の便に戻ってもお腹が張っています。(30代女性)
帰宅後、ガスが氣持ちよく抜けて楽になったとのことです
抗生物質の服用で腹部の緊張が長引く可能性があります。脊柱の調整で自律神経のバランスが整うと腹部の緊張がなくなりました。
膝(ひざ)の腫れ
夫婦で旅行してきました。長旅のせいか帰宅後、二人とも両膝が病んで水が溜まってしまいました。病院で水を抜いてもらいましたが、再発します。痛みのため歩くことも困難ですが、歩けなくなっては大変だと思い、必死で歩いています。(70代のご夫婦)
お二人とも膝が腫れて痛み・熱感を伴い、完全に曲げることはできません。治療後に腫れが引くと、多少の痛みがあるものの楽にひざを曲げることが可能になりました。
腫れはまだ残っていますのでウォーキングを1週間中止していただきました。2週間後、奥さまは完全に腫れが引いて通常の生活が可能になりました。ご主人はじっとしていられない性格らしく腫れが完全に引くまでに3週間かかりました。休むべきときにしっかり休むことで順調に回復します。
足の甲(こう)のダルサ・痛み
足の甲部分が慢性的にだるい症状です。長時間歩くと痛みも伴ってきます。(30代男性)
痛みのある側の足のアーチが健側に比べて崩れているようです。それに伴い足の横幅が広がり、靭帯性(じんたいせい)の問題を生じていると判断しました。脊柱の調整の1週間後には、症状がほとんど消えましたが、長時間歩いた後にだるさが再発しました。足に合っていなかったやや大き目をやめてサイズの正しい靴を変えていただくことで再発しなくなりました。
きつい靴、緩すぎる靴のいずれも足に影響があります。足の甲部分の限局的なだるさは緩い靴を履いている人によく見られる症状です。
内臓の機能低下
ケース1
食事を摂ったとにお腹が痛くなります。慢性膵炎のため10年近く薬を飲んでいます。(50代女性)
3か月目位から腹痛がなくなり、薬の服用の必要性がなくなりました。主治医にカイロプラクティックケアを受けてからの経緯をお話して薬を中断しましたが痛みは再発していません。定期検査は行っていただいています。
主治医とうまくコミュニケーションがうまく取れているケースでした。
ケース2
逆流性食道炎と診断されて薬を服用しています。(80代女性)
3回目ころより薬は必要なくなりました。違和感もなくなりました。
脊柱の調整で症状がなくなることがあります。
ケース3
胸からお腹にかけて息苦しく、食事がのどを通りません。(30代女性)
1回目の直後に胸の苦しさがとれ、その日の晩御飯から食欲が出てきました。2週間後の検査で赤ちゃんが500グラム増えた、2500グラムに育っていてびっくりしました。
妊婦さんの姿勢不良はさまざまな症状を起こします。
ケース4
胃潰瘍の治療でピロリ菌の除去をした後、食欲が低下し2か月で10キロやせました。今も食欲がありません。
腹部を触診すると腸全体が強く緊張しています。腰椎の調整後、腹部に手を当てていると腸が緩んでグルグルと音を立てながら動き始めました。食欲が出てきて1か月に5キロ戻りました。
抗生物質の服用後は腸の働きが鈍ります。腸がリラックスすると食欲がわいてきます。
肩甲骨(けんこうこつ)周辺の痛みやシビレ
突然、左肩甲骨内側に痛みとしびれが出てきました。夜寝付くまでに1時間以上もかかり、痛みで何度も目が覚めます。(50代男性)
普段の不良姿勢状態に加えてゴルフ練習を急激に行ったのが原因のようです。2回で夜間に目が覚めることはなくなり、5回で痛みとしびれは完全になくなりました。
20ヤード飛距離が伸びたそうですが姿勢の変化によるものです。このような症状はゴルフ愛好家に限らず、受験生や主婦など非常に多くの方に見られるケースです。姿勢が大きな要因です。再発防止のためにも治療終了までに身体に負担の少ない姿勢を身につけることが重要です。ここでいう姿勢は、リラックスした姿勢をいいます。これを身につけることでたとえばゴルファーなら10~20ヤードの飛距離アップ、曲がりにくい弾道、サッカー選手ならより強いシュート、ココントロール性の向上が可能になるはずです。
手術後の痛みや機能低下
ケース1
重い病気を克服して退院したのですが、社会復帰ができないほどの腰痛に見舞われました。特に座り続けることが困難で,電車の中で立ち続けることが非常に苦痛です。他の治療室でストレッチの指導も受けています。(30代女性)
1回目の治療の帰りの電車のなかで無理なく自然に立ち続けている自分に氣が付き驚かれたようです。半年後には再就職を果たし、自動車の免許を取得したり、旅行へ出かけるなど精力的に活動されています。(40代女性)
ケース2
手術後の傷が物に当たると痛みます。
婦人科疾患手術から1年経過していました。、手術痕(しゅじゅつこん)が過敏(かびん)になっており、布団の上でもうつ伏せの姿勢で痛みが出ます。腰椎・胸椎の調整をすると直ちに完全に痛みは消えました。
身体のゆがみによって傷跡が伸張されて過敏になっていたようです。
ケース3
腱板断裂(けんばんだんれつ)のため肩関節の手術を受けた方です。1年経過しても肩関節の可動域が回復しません。また、最大可動域まで動かそうとすると痛みが多少出ていました。(70代男性)
数回で、可動域は改善され痛みもほとんどなくなりました。運動にもほとんど差し支えがなくなりました。
身体にメスが入って軟部組織が硬くなると関節の動きに影響を与えます。手術後に組織の柔軟性を回復させることが後遺症を残さないために重要です。
ケース4
肩関節手術後の腕の固定で肩凝りがひどく夜も眠れないとの訴えです。(60代女性)
外出許可を提出し病院からお見えになりました。背中が丸く顔が前に突き出ており、固定された腕が前方にはりだしています。
1回で楽になり、その夜から眠れるようになったようです。
ケース5
2度目の椎間板(ついかんばん)ヘルニア手術後も腰の痛みと足のしびれが再発しました。整形外科では、これ以上手術はできないとのことで来院されました。(40代女性)
腰椎の調整後に即座に症状は消えてしまいました。しかし、車の運転後に再発します。1か月に数回の治療で再発しなくなりました。
腰に負担の少ない土台の姿勢を学んで、さらに車のシートに工夫をすることで症状の再発はありません。
ケース6
アキレス腱断裂(けんだんれつ)で手術を受けましたが、経過が思わしくなく3か月たった今でも足を固定するための装具を外すことができません。膝にも痛みが出てきています。(30代女性)
1回目の治療で膝の痛みは消え、数回で装具を外して歩くことが可能になりました。
装具の固定が長引いたため筋肉や靭帯などの軟部組織が緊張して足の関節やひざの関節に影響が及んでいました。手術直後からカイロプラクティックケアを行うと後遺症は生じなくなります。
原因がわからない症状
どこに行けばよいのか迷っていたケース1
胃がんの手術後、激しい腰痛が発生しました。転移が疑われ整形外科で検査を受けましたが、異常なしとの診断、退院を余儀なくされました。(60代男性)
【骨格構造的な問題もいくつか発見できましたが、泌尿器科(ひにょうきか)受診が優先と考えその旨お話したところ後日、膀胱(ぼうこう)に腰痛の原因が発見されたとの連絡いただきました
腰痛の原因は骨格的な問題以外に腎臓や膀胱(泌尿器)や婦人科など多岐にわたります。
どこに行けばよいのか迷っていたケース2
腰から足にかけての強い痛みのため何分も歩くことは困難でした。整形外科では異常なしとの診断です。(50代男性)
初診の時は、骨格的な問題を取り除きました。そして、3回目の来院時にも症状の著しい改善がみられなかったため、再度一から問診、検査を行ったところ、血管性の病変の疑いを見つけることができました。 カイロプラクティック筋力テストと患側の大腿(だいたい)動脈、足背(ソクハイ)動脈の脈消失、家族歴等が判断材料です。 一日も早い、血管外科専門医の受診をお勧めしました。後日、骨盤内の血管の閉塞(へいそく)が見つかり無事手術を終えられました。手術後は完全に痛みが出なくなりました。
症状からは骨格的な問題と血管性の問題が疑えますが後者の場合は見逃されやすい問題です。
どこに行けばよいのか迷っていたケース3
左わき腹に痛みを訴えられていました。胃が悪いのでしょうか?(20代女性)
筋骨格的(きんこっかくてき)な問題や神経機能の問題、内臓機能の低下などの問題もなさそうです。皮膚にも異常が見当たりません。さらに問診を総合評価して帯状疱疹(たいじょうほうしん)の疑いがあげられると伝え、少し様子を見て皮膚上に水膨れ(みずぶくれ)のような湿疹(しっしん)ができたら皮膚科へ行くようにお伝えしました。
次回の予約の合間に内科を受診されてきましたが、血液検査やレントゲン検査で異常がなく、胃カメラの検査予約をしてきたとのことです。
2回目来院時に脇腹を診察したところ、疱疹らしきものが見つかりましたので皮膚科受診をお勧めしました。皮膚科での診断は帯状疱疹でした。もちろんその後順調に回復されました。
帯状疱疹の痛みは手技療法で和らぎます。
どこに行けばよいのか迷っていたケース4
人口股関節の置換(ちかん)再手術のため入院されていた方です。手術前の検査で左右の脚長差が5センチあり、日常生活での歩行がかなり煩わしいと訴えられました。「5センチの左右差をとる様に配慮すると手術後の痛みがしばらく続くことになるが、頑張れますか?」と医師から説明があったそうです。(50代女性)
電話での相談を受け、手術前に来院されるようお話しました。脚長差の主な原因は骨盤の歪(ゆが)みと判断です。調整後明らかに脚長差が小さくなりました。手術直前に2回行いました。病院での手術前再検査で5センチあった左右差は2センチになっていました。手術後も痛みにさいなまれることなく順調に回復されました。
今回のケースでゆがみをとる前に脚長差を埋める手術を行ってしまうと取り返しがつきません。手術前に身体のゆがみを調整しなければなりません。
検査で異常なしと診断された症状
ケース1
整形外科3か所で異常なしと診断されています。普段は全く感じないのですが前触れもなく突然、右膝の裏に激痛が走るということです。格闘技をしている男性ですが、けがなど思い当たることはないといいます。(20代男性)
1回目の腰椎調整から終了する3回目までに激痛に見舞われることは一度もありませんでした。
ケース2
突然、昼間に何時間も眠るようになって数か月が経ちます。夜間も今まで通りの睡眠を取っているそうです。それ以来、めっきり活動しなくなったといいます。脳外科の検査では、原因は見つかりませんでした。60代女性)
いくつかの質問をしたのですが、応答に時間がかかります。寝ぼけている人のように見えます。初回、一か所の矯正直後に「目が覚めた」とおっしゃいました。それ以後、昼間に眠ることはなくなり、今までの元気なお母さんに戻っ手いると娘さんが知らせてくださいました。
ケース3
北海道マラソンで10回完走されているアスリートです。アキレス腱断裂を両足ともに経験しています。アキレス腱付近の痛みを訴えて来院されましたが、整形外科では異常なしです。(70代男性)
1回目の治療後、アキレス腱の痛みは発症していません。
ケース4
サッカーの試合中に強烈なパスをヘディングシュートした直後に倒れてしまいました。すぐに起き上がろうとしましたができませんでした。数分後にようやく立ち上がることができたものの目まいがしてふらついています。スポーツクリニックで異常は発見されませんでした。(10代の猛烈サッカー少女)
試合の翌日受診されました。俗に言う「むち打ち症状」です。今までに受けたことのない程の強烈なボールだったそうです。首周囲の筋肉がカチカチに張っていて頭を動かすことはできません。2回施術した後には、目まいもふらつきも完全に消えました。もちろん頭も自由に動かせます。
ケース5
投球練習なしに本番で投げました。その試合後から肩の痛みのため思い切った投球ができなくなり数週間が経過しています。整形外科では異常がなく、他の治療室にも通いましたが一向に改善されないので焦っていました。(10代少年野球エースピッチャー)
【解説】2回目の治療後から痛みがないレベルでの投球練習を指示し、3回目以降100パーセントの全力投球が可能になりました。
ケース6
右足の裏から外踝(くるぶし)にかけてしびれと痛みがあります。整形外科では両足の足底アーチがほぼ消失しているために長時間歩くことで痛みやしびれが出ると説明を受けています。あまり歩きすぎないように指示されています。(60代女性)
足のアーチがなくなってしまったのは何十年も前だそうです。とすれば他にも原因がありそうです。腰を調整4回で症状か消えています。
手術を勧められた症状
ケース1
お酒を飲んで帰宅後に不自然な姿勢で眠ってしまいました。朝、目が覚めて左腕を頭の上に挙げようとしましたが全く動きません。整形外科では、即手術と診断され入院の準備を勧められましたが納得いかずに来院されました。(50代男性)
頚椎のレントゲン写真をすぐに持参してもらいました。しかし、大きな力が首にかかったわけではないようですから可能性を説明し施術しましたところ、いともあっけなく腕は挙がってしまい、キョトンとされていました。
ケース2
仰向け(あおむけ)姿勢になると特に痛み、腕が抜けそうな感覚で耐えられないということを訴えていました。(50代男性)
1回目の施術後に劇的に痛みと腕が抜けそうな感覚は軽減しました。帰宅後にあまりに調子が良かったので私の忠告を聞かずに4時間もパソコンに向かったそうですが、悪化はしなかったそうです。その後順調に回復されました。
ケース3
ハイヒールの踵が道路の隙間にはまってしまい、転倒した際に右肩を強く打ちつけてしまいました。整形外科での診断は、腱板断裂(けんばんだんれつ)です。手術を勧められました。(50代女性)
肩周辺の痛みで腕がほとんど持ち上げられません。腕全体もだるくて身の置き場所がないと訴えていました。腱が断裂していますので、その腱が自然回復し元の状態に戻るということは完全に期待できません。ケガの前の状態までに筋力を回復させるためには、手術でその健を骨に固定し、その後にリハビリをしっかりと行わなければなりません。
ご本人は運動をするわけではないので、手術をしない方向で痛みの回復を望まれていました。1回目の施術後にかなりの痛み、だるさの軽減が見られましたので、仕事を継続しながら様子を見ることにしました。テーピング゙もかなり効果がありました。10回程度の施術によって動作痛は見られるものの、安静時の痛みはほぼなくなり、日常生活はほぼ普通に送れるようになってきました。ただ仕事で疲れた日は、だるさが出てきます。その後も通院されて動作時に違和感がある程度、何もしなければ症状がないレベルまでに回復されました。
交通事故の後遺症
ケース1
追突事故にあいました。半年間に3度、信号待ちの車の中で後ろから追突されました。右半身がだるく、シビレ、頭痛に悩まされています。右顎関節(みぎがくかんせつ)も痛みます。右手や右足に力が入りにくくなってきました。特に、湿気の多い雨の日は症状が悪化します。(30代男性)
週1回、6回でほとんど症状は消えました。しかし、仕事が忙しくなってくると再発します。その後は1か月に2回程度の定期的ケアによって次第に安定しました。
ケース2
助手席に同乗しているときに交通事故にあいました。手首の複雑骨折で手術を受けました。事故後1年経過しますが、全身の疲労感が強く、散歩に出かける元気もほとんどありません。1日中、家の中で過ごしている日がほとんどです。(20代女性)
散歩から帰ってきてもヘトヘトになることもなくなりました。事故のショックから立ち直りつつあるようで、お買い物にも出られるようになっていきました。ある日、旅行の相談がありましたので、「特に温かい島はリラックスできます。日常生活から離れてみることは非常によい気分転換にもなりますから、回復がより早まること間違いありません」と伝えました。案の定、旅行から帰ってきた彼女の顔からは、自信に満ちた明るさを読み取ることができました。
老化だからとあきらめていた症状
指の関節ケース1
2年前から両手の指の節々が痛みだしました。徐々に腫(は)れてきて、今では関節部分が変形し痛みがあります。 病院では老化とのことで治療法はありませんでした。(40代女性)
1回目からこわばり感が和らぎ、回を重ねるごとに痛みも軽減して徐々に楽になっていきました。週1回、合計10回で両手のすべての指の関節が楽になりました。
へバーデン結節は骨の変形による障害です。変形が盛んな時期は炎症で赤みを帯びて安静時でも痛みがある人もいます。何もせずに放置しておいた場合でも、変形が落ち着くとほとんど痛みがなくなることも多いようです。しかし、通常年単位の話です。カイロプラクティックの治療では効果がすぐに現れます。
指の関節ケース2
2か所の病院でヘパーデン結節(けっせつ)と診断されました。治療法はなく、鎮痛剤(ちんつうざい)を処方(しょほう)されましたが、痛みは取れていません。小指の腫れと痛みからはじまり、ほとんどの指に出ています。2年経過しています。今は中指が一番痛みます。普段は動かさなければそれほど問題にはなりませんが、ゴルフの時には痛みがあるので練習は一切やめてこれ以上悪化させないようにして本番に備えています。(50代男性)
両中指は痛みでしっかり曲げることがでないのでコブシを作って握りこむことができません。初回で力を込めることができるようになりました。
へバーデン結節は指の骨の変形によって関節がゆがみ、周囲の靭帯に緊張が起こります。この緊張によって指が強張り、動かすと痛みが出ます。緊張している靭帯がリラックスすると痛みは軽減し、関節の動きがスムーズになります。
膝の関節ケース1
変形性膝関節症(へんけいしつかんせつしょう)と診断されて膝にコンドロイチンの注射を2週に1回、2年続けています。痛みの変化は見られず、同じ姿勢でいすに座りを続けているとすぐには立てなくなります。(80代女性)
1回目で膝関節の可動域が広がり、長く座り続けても楽に立てるようになりました。これならばと思い、諦めていたコンサートチケットを購入しました。
膝の関節ケース2
変形性膝関節症で痛みのため、膝を90度くらいまでしか曲げることができません。地面に右足を付くとギクッと痛みが走ることが良くあります。10回ほど膝に注射をしています。(70代女性)
1回目の治療直後に和室の便器で用をたせるようになるまでに回復しています。その後ギクッという激しい痛みも消えています。
膝の関節ケース3
膝痛のため5年間毎日、右膝に冷湿布を貼り続けるのが習慣になっています。薬剤師さんから毎日貼り続けることは身体に良くないと注意されたので、医師に確認したところ「貼らないでどうする」と叱られたそうです。次第に膝を曲げられる角度が小さくなってきて、今は歩くことも困難です。(80代男性)
1回目の治療後に膝関節はほぼ完全に曲げられるようになり、自力歩行が可能になりました。しかし、右足の冷えがひどく、布団に入ってから1時間以上はいつも眠れないという状態です。そこで完全に湿布を中断してもらい、3週間で冷えも完全に取れました。
膝の関節ケース4
膝痛のため、自宅の階段の上り下りは諦めていました。(70代女性)
5回、5週目で小走りが可能になり、階段の上り下りも痛みなくできます。しかし、突然、痛みが再発しました。検査で冷感刺激に反応していることが分かりました。原因になりそうなことを思い出してみていただくと、いつも通っているプールの温度が水を入れ替えた直後で2度も低かったようです。その直後に痛みが起きていたのです。その後数回で冷えに対する抵抗力もついて痛みの再発はありません。
膝の関節ケース5
突然、左膝関節が痛みだし、腫れてきて足を地面につけることができなくなりました。レントゲン結果は、半月板がこすれて浮遊物が問題を起こしているのではないかとのことでした。関節にたまっていた水を抜いてもらい、1週間ほど安静を保っていましたが一向に良くなる気配がありません。関節に何かが引っ掛かっているような感じがするそうです。(80代女性)
来院時には左膝関節を90度程度しか曲げることはできません。完全に伸ばし切ることもできません。腫れも残っていてやや熱感もあります。1回目で足を床につけるようになりましたが、普通には歩くことができません。3回目で自力歩行が可能になり、10回目で以前のように痛みなく普通に歩くことができるようになりました。
けがの後の慢性的痛みや機能低下
ケース1
マンションの重いドアに親指を挟んでしまい、ペンを握ることができません。(40代男性)
第一関節を中心に腫れがひどく、親指全体がブス色に変色、爪は真っ黒で痛みのためにほとんど動かすことが不可能でした。1回でペンを握り、文字が書けるほどに回復されました。
第一関節を曲げることができません。筋肉・靭帯が緊張してしまったためです。突き指や打撲、捻挫などはその場ですぐに対処すると驚くほど回復が早まり後遺症を残すことがありません。このことをよく理解されている方は、受傷後すぐに予約の電話を入れられます。
ケース2
手下げ金庫のふたを閉めるときに自分の小指を挟んでしまい、痛みとしびれがあり動かすことができんせん。(30代女性)
見た目には何も異常がありません。腫れも熱感など内出血もありません。関節の機能はほぼ正常ですが、神経が傷害され動きが制限されています。3回でほとんど正常に動くようになり、5回ほどで痺れも取れました。
関節の動きは、筋肉・靭帯そして神経などに依存しています。骨が正常でも関節の動きに支障が出ます。
ケース3
中指と薬指をドアにひっかけてしまいました。指の関節の動かない方向に強制的に曲げられたようで激痛が走りました。その後ちょっと指が物に触れるだけで強い痛みに飛びあがってしまうほどです。2カ月間も続いていますが全く良くなる気配がありません。(30代女性)
骨と骨を支えている靭帯(じんたい)が強く引っ張られてしまったようです。治療するごとに痛みは軽減し5回ほどで完全になくなりました。
関節を支えている靭帯が生理的な範囲を超えて引き伸ばされると脱臼の恐れがあります。脱臼まで行かなくても強く伸ばされた靭帯は損傷します。損傷した靭帯は元の機能に戻りにくいもので、短縮した靭帯は関節の特定の動きで伸ばされると痛みを伴うことになります。足首の捻挫でも同様なことが起こります。靭帯の緊張を取り除くと関節の動きが正常になり痛みもなくなります。もまないでください。もむことは、靭帯をさらに伸張させることになります。